「提案(アドバイス)」
コーチのコーチングのおける姿勢は、基本的にはクライアントが自ら考え、自ら気付くことを根気よく待っていることであるが、クライアントから答えが出てこない、クライアントが答えを見出せないと感じられたときには、コーチから「提案」(アドバイス)を行うことがあります。
「提案」(アドバイス)はクライアントが自ら答えを考えるのに際して、検討の選択肢を広げる効果があります。
「提案」(アドバイス)はあくまでもコーチによるサポートの一環であり、「提案」(アドバイス)という形を借りた「質問」というぐらいに考えるほうがいいものです。
コーチが「提案」(アドバイス)をする場合には、クライアントに対し「提案」(アドバイス)をしようとしている理由を説明し、クライアントに提案する前に必ず、「提案してもよいですか」と了解をとるようにします。
「提案」(アドバイス)は、あくまでも「質問」の一環、クライアントにとっては参考意見にすぎないのです。
それゆえ、コーチからの「提案」(アドバイス)を受け入れるか否かは、クライアントしだいです。
コーチとしては自分の「提案」(アドバイス)をクライアントが受け入れてもいいし、受け入れなくてもいいと考えることです。