「質問」の意味
「質問」とは質問する側と質問を受ける側があり、質問する側は「わからないこと」、「疑問点」を持っており、質問を受ける側が質問する側から質問を受けることにより、その答を提供するということです。
質問を受ける側が答を持っていればすぐに答えられます。
答がわからないときは、質問を受ける側はその答を考えて答えようとします。
質問には、二種類あります。
- 1.質問者が、自分の疑問点を確認する質問:
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質問を受ける側は、答えがわかっており容易に回答ができます。
わからないから、相手に聞くわけであり、答えを聞いて質問者は納得します。
- 2.質問を受ける側が、答えを考える質問:
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質問を受ける側が、即答にて答えを言えない場合です。
質問を受けて、その答えを考えることによって質問を受ける側がことの本質を理解します。
質問とは、質問を受ける側が「考える行為をする」有効な手段
例えば、「55×48は2640である」と先生が言えば、生徒はそれ以上考えません。
ところが、「55×48はいくつでしょうか」と先生が質問すれば、生徒は一生懸命に考えます。
自分では、わかりきったことでも、他人の眼から見ると不思議なこともあります。
それについて質問を受けると、なるほどそういう考え方もするのかと目からうろこが落ちることもあります。
逆に、人の考えていること、やっていることが、どうにも不思議でたまらないから、こちらから質問することもあります。
そうすると、「相手の目からうろこが落ちる」のことになります。
それゆえ、どんどん質問を受けるべきであり、また、どんどん質問をするべきなのです。
大きな勘違いってこともあります。
ひとりよがりは過ちの元です。